こどもたちが社会問題や課題を考え、対話し、主体的に取り組む「かけはしプロジェクト」は、発足から2年が経ちました。2023年3月20日にこれまでの活動をまとめた発表会を「まなべるいばしょ」で開催しました。
発表会のようす。かけはしプロジェクトは、もじゃくん(代表)の元生徒たちが、自分たちの力でプロジェクトを進めています
かけはしプロジェクトは、これまでに「レモネードスタンド」「海のゴミ集め」「収穫した大豆で味噌づくり」などの活動をしてきました。特にレモネードスタンドでは、公園やイベントで活動のアピールをし、レモネードの販売会を複数回開催。2万円以上の売り上げをレモネードスタンド普及協会に寄付しています。

いずみ野駅の駅前広場でレモネードを販売
↑いずみ野駅前のイベントではお客さんが次々と購入してくれて、つくるのが間に合わないほど。とても印象に残った一日でした。

かけはしと一緒に江の島の海をきれいに

発表会では、かけはしプロジェクトの魅力・活動内容を映像で紹介し、会場の質問にも答えました。「かけはしプロジェクトの経験を将来に活かしたいと思うことはありますか」という会場の質問に、「今後、赤の他人でも顔を見たことがなくても助けていきたいと思う。経験してすごく良かった」「将来的に、仕事とは別にボランティアもやっていきたい」などの回答がありました。
写真は「海のゴミ集め」の活動背景についてスライドを使って説明している様子。この発表会は一泊して企画し、動画・スライドやスライドを作成。休日にもメンバーで集まって仕上げました
始めは、数名のこどもとボランティアさんが発表を聞いていましたが、次第に発表を聞く子が増え、最後は会場全体から拍手がおくられました。

「誰でも参加できますか」の質問に対し、「もちろんです。誰でも仲間になれます」と回答してくれたかけはしプロジェクトの皆さん。かけはしプロジェクトは今後「まなべるいばしょ」の中の活動として引き継がれますが、メンバーの中には今後も時間を見つけて参加したいと語ってくれた子がいました。今後もぜひご注目ください。

写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)