8月21日 15時~ゆめが丘ベリーキャンプ場の圃場で「かけはし 夏祭り」が開催され、こどもたち、ご家族、ボランティアなど、およそ120名が参加しました。 こどもたちの企画で、食べものやゲーム屋など様々な14軒の露店が立ち並び、たくさんの人が「かけはしチケット」(模擬通貨)をもって露店巡りを楽しみました。 ソーラン節のパフォーマンスや、ゲーム大会、そして最後の花火まで大いに盛り上りました。
準備
前日までの大雨予報で開催も危ぶまれた夏祭り。開催日の午後には曇り予報に変わって開催に! まず13時にスタッフ、ボランティアの大人たちが集まり、テントや火起こしなどの準備を始めました。 その後、14時ころからこどもたちが集まりはじめ、自分の露店の準備やステージの設営、夜のプログラムで使用する花火の準備などをお互いに協力しながら進めました。 ※かけはし夏祭りは、2ヶ月ほど前から子どもたちやボランティア、保護者が準備を進めてきました。当日に至るまでの準備の様子はこちらをご覧ください。
夏祭り開催の合図とソーラン節のパフォーマンス
15時から待ちに待った夏祭りがスタートしました。 夏祭り開催の挨拶後に披露されたソーラン節。この日のためにこどもたちは練習を重ねてきました。 太鼓のドドンという音楽に合わせたソーラン節に合わせたパフォーマンスに観ていたお客さんも手拍子、そして「ソーラン、ソーラン」の掛け声の大合唱で祭りらしい盛り上がりをみせました!
いよいよ露店開店
こどもの持ち込み企画で14軒もの露店が実現しました。 それぞれ責任感あふれる店長さんがお客様をお出迎えしていました。看板も、値段もぜんぶこどもが決めました。 店長さんのインタビューでこの企画に対する「思い」をご紹介します。 *おりがみ屋さん*
このたくさんの折紙はほとんど1点ものです。 巻貝、テラノザイルスそしてクワガタなどの生き物からダンプカーまで幅広い作品です。細かいところまでしっかり折り込まれたすばらしい作品でした。 店長さんいわく、たくさんのお客さんに喜んでほしくて、こどもの来場者数をもとに、作る作品の数を決め、時間をかけて丁寧に折ったことを心がけたそうです。売上は上々のようで、折り紙を選んでいる楽しそうにしているお客さんをみて店長さんは、大満足でした。 *射的屋さん*
お祭りのワクワク感を実現したくて射的屋さんを企画したとのこと。店長さんは、夏祭りの企画会議の当初から射的を提案していた子です。ご家族と協力しながら、お店を切り盛りしていました。 的や鉄砲は、家にある道具を組み合わせて作りました。ティッシュ砲をゴムの力でストローを通って押し出すことにこだわりました。的は、配置や点数を考えて設計しました。 *くじ引き屋さん*
くじの折り紙を広げると「□」のマークが書かれていました。「□」にした理由を店長さんに聞くと広げた時に「はずれ」とか「〇等」とだとがっかりしちゃうので別のマークを考えたとのこと。ちなみに「〇」が当たりにあたるようです。このさりげない心遣いに感動しました。 くじ引き屋の店長さんは、まなべるいばしょで手芸をよく楽しんでいる子が務めました。 スタッフやボランティアは、いばしょで、時折指あみをプレゼントしてもらいます。ミサンガのように足に結びつけたり、ブレスレットにしているんですよ。 ちなみに今回のくじ引き屋で「〇」が出れば、指あみの作品をゲットすることができる予定でした。欲しかった……
ドローン輪投げ
情報科学専門学校生が企画したドローン輪投げ。 これはタブレット端末で飛ぶ方角、高さ、距離をアプリでプログラムし、ドローンがそのプログラムに沿って、輪に入はいるかどうかを競うゲームです。ドローンが輪となって投げられることからドローン輪投げとなりました。一人3回チャレンジ出来るので、1回目で輪に入らなくても、その結果を分析し、再度プログラムを修正してチャレンジしていくものです。
露店を終えて
暑い中、マスク姿での露店巡りでしたが、こども店長さんとのかけあい、ベンチで座って食べたフランクフルト、スイカ、どれも夏の思い出がいっぱい詰まった祭りになりました。
この後も夏祭りはまだまだ続きます。次回の夜編をお楽しみに
写真・文=蒲喜美子、小松文美(ライター)