​10月17日、いずみ野駅の居場所で「かけはしファンミーティング」を開催しました。かけはしを応援してくださっている皆様に、最大限の感謝の気持ちを込めて企画をしました。心温まる時間となったイベントの様子をご紹介いたします。

リスポーンの発表
こどもの絵はがき販売
こどものやりたいをかなえてくださった初鹿野建設さんに感謝状を渡しました
コマ撮りショーは個室にお客様を招待して上映しました
卒業生からもじゃくんへ感謝の手紙
さいとうひろみさんの手作りのおつまみ3種

卒業生の挑戦とこどもたちの創造力

今年のファンミーティングでは、こどもたちが大活躍!ステージ、展示、販売、調理など、さまざまな場面でその力を発揮してくれました。

ステージでは、かけはし卒業生による活動「リスポーン」の報告と、こどもたちが制作したショートムービーの上映が行われました。
「リスポーン」は、「学校に行きづらさや悩みを抱える子を、当事者である自分たちが支えたい」との思いから始まった団体です。この2年間でイベントや情報発信、講演などを重ねてきました。今回は代表の卒業生2名が、これまでの取組と今後の展望をスライドを使って丁寧に紹介してくれました。
ショートムービーは、2024年度の卒業シーズンにこどもたち自身が撮影・編集した特撮映画。まるでゴジラ映画を観ているかのような臨場感に、会場は大盛り上がり。総監督を務めた卒業生が、もじゃくん(かけはし代表)への感謝の手紙を読み上げる場面では、会場全体が感動に包まれました。
このステージの司会を務めてくれたのも、かけはしに通う子です。あらゆる所でこどもたちの活躍が見られました。

展示コーナーでは、コマ撮りショーや絵画などの作品が並びました。コマ撮り作品を披露したこどもは、来場者の質問に丁寧に答える姿が印象的でした。
また、別のこどもはタブレットで描いた絵をはがきにして販売。集まったお金の使い道も自分で考え「居場所の中でみんなで使えるものを買いたい」と願いをもち、自ら値段を決めました。並べた色とりどりのはがきはとてもおしゃれで、どれを選ぶか迷ってしまうほどの魅力がありました。

育てた野菜と笑顔の味

屋外では、夏祭りでも登場した「いけもんキッチンカーhttps://www.instagram.com/ikemon0302/」で、こどもたちがホットドッグを調理・販売。「疲れたけど、楽しかった!」と笑顔で感想を伝えてくれました。
かけカフェでは、さいとうひろみさんhttps://www.instagram.com/hiromi25_/が枝豆・ナス・ピーマンなど、こどもたちが育てた野菜を使ったおつまみとドリンクを提供。おしゃれで美味しいおつまみは、来場者の笑顔を引き出していました。種を蒔き、水をあげてくれたこどもたちに、来場者のみなさんの笑顔を見せたかったなと、心から思います。

地域とのつながり

会場では、こどもの「人の役に立つものを作りたい」という願いをかなえようと、一緒に「防災かまどづくり」をしてくらさった初鹿野建設さんへ、司会を務めたこどもから感謝状を渡しました。「手塚さんに感謝の気持ちを直接お伝えできて、ほんとうに嬉しい」とその子の真心がにじみ出ていました。また、お世話になっている白寿荘さんにインタビュー。青柳さんからのお言葉に、長きにわたり熱く応援していただき、居場所づくりにご支援いただいていること、あらためて感謝でいっぱいになりました。さらに、横山勝太さんをはじめ、横山宜美さんや地域の方に支えていただいているわくわく農園の活動紹介、横山宜美さんのネギの販売も行いました。私たちスタッフも、たくさんの方とお話しすることができ、改めて地域の温かさを感じる時間となりました。

かけはしは、皆様の応援に支えられて活動を続けています。ファンミーティングでは「こどもたちの様子に感動した」「ますます応援しています」といった温かい言葉をいただき、私たちも大きな力をもらいました。
これからも、こどもたちにとことん寄り添いながら、皆様と一緒に歩んでいけたら幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


写真・文=松本 裕美枝、廣瀬 貴樹