4月23日、かけはしのこどもたちと体育館で思いっきり体を動かしました。パワーいっぱいのこどもたちは、「鬼ごっこしたい!」「ドッジボールやりたい!」など次々と遊びを提案。スタッフや保護者を巻き込んで走り回りました。
ドッジボールを楽しむ様子
とにかく何でもやってみたい!
「どんな遊びを何時からやるか」相談中です
居場所に戻ってお弁当を食べました
土砂降りの日にもかかわらず居場所に来てくれたこどもたち。そのうちの10人が体育館に行きたいと手を挙げました。車に分かれて乗って、いざ阿久和の体育館へ!
体育館用シューズに履き替えた途端、舞台に向かって一直線に走り出すその勢いに、私たちスタッフも思わず笑顔になりました。
この日、こどもたちが夢中になったのは、氷鬼、ドッジボール、バドミントン、バスケットボールなど。やりたいことがたくさんあったため、時間を区切ってすべての遊びを楽しみました。
広い体育館の中を、歓声を上げながら走り回り、ボールを追いかける姿は、まさにエネルギーの塊!「つかまえた!」「やったー!」「ナイスキャッチ!」喜びの声があちこちから聞こえてきます。夢中で体を動かすうちに、こどもたちの間には自然と笑顔が広がっていました。
息が切れて座り込んだある子が、心地よい疲労感とともに、ポツリと一言。「おなかが空いた……」
居場所に戻ってから、こどもたちは一斉にお弁当を食べ始めました。
体は正直に疲れを感じているけれど、それ以上に、たくさんの笑顔と活気あふれる時間を過ごすことができました。
かけはしでは、体育館や外に遊びに行く機会を多くつくっています。こどもたちの中には体を動かしたいという子もいます。その希望をかけはしで叶えてもらいたいとわたしたちは思っています。
また、体を動かすとお腹がすいてご飯をたくさん食べ、夜は眠くなります。学校に行きづらい子の中には昼夜逆転している子もいます。運動すること、しっかり食べることで夜眠くなり、朝起きる生活に戻った子もこれまでにいました。
こどもたちが健やかに成長しますように。こどもたちの気持ちを大切にしながら、新しい取り組みができないかと試行錯誤の毎日です。
写真・文=松本 裕美枝