今年度卒業生と小学4年生以上のこどもたちを対象に、待ちに待ったお泊まり会を開催しました!
総勢12名のこどもたちとスタッフが寝食を共にし、普段のかけはしとは一味違った、特別な時間を過ごしました。その様子をお伝えします。






夕方に居場所に集まったこどもたちは、普段と変わらない、のびのびとした笑顔。でも、いつもとは違う、ワクワクとドキドキに満ちた表情で挨拶をしてくれました。みんなで協力して作ったハヤシライスは、格別な美味しさで、たくさんの子がおかわりをしていました。夜のお買い物は、ドキドキとワクワクが入り混じった冒険。寝袋や布団を並べてのおしゃべりは、尽きることなく続きました。
このお泊まり会には、こどもたちの成長を実感する素敵なエピソードがありました。ある子は、家で練習してきた洋服たたみを見事に披露してくれました。パジャマに着替えた後、丁寧に洋服をたたみ枕元に置く姿に、私たちは胸が熱くなりました。目標に向かって練習し、成功体験を積む。それは、こどもたちが未来を生き抜く力を育む、かけがえのない機会になったことでしょう。
今回の企画は、卒業生と3人のこどもたちの「かけはしのみんなと泊まりたい!」という熱い想いから実現しました。大好きな仲間と、時間を気にせずにとことん語り合い、笑い合い、共に過ごした時間。それは、こどもたちの心に深く刻まれ、これからの人生を彩る、忘れられない宝物になったはずです。
楽しい夜が明け、こどもたちは「朝日を見たい!」と早朝の公園へ飛び出しました。みんなで見た朝日は、眩しいほどに美しかったです。
こどもたちがかけはしを安心できる居場所と感じ、お泊まり会を提案してくれたこと。そして、参加してくれたこと。その事実に、私たちは深く感動しています。一人じゃない、いつもそばに仲間がいる。そう感じられる温かい場所でありたい。こどもたちも、同じように感じてくれたでしょうか。
お泊まり会をもって、2024年度のかけはしは幕を閉じました。しかし、この場所で生まれた子供たちの笑顔、友情、そして成長は、私たちの心に深く刻まれています。来年度も、かけはしはこどもたちにとって、心地よく、楽しく、そして元気になれる場所であり続けます。こどもたちと共に、新しい物語を紡いでいきたいと思います。
写真・文=松本 裕美枝