夏休み明けの9月7日土曜日、かけはしのこどもたちと関係者限定の夏祭りが開催されました。いずみ野の居場所での初の開催。今年は養護老人ホーム白寿荘さんの敷地で利用者の方と花火を楽しみました。居場所が常設になって約半年。かけはしは地域から支えられています。

手持ち花火を楽しむ様子。花火のために白寿荘さんは提灯を飾り付けてくださいました
ナイアガラ花火
賑やかな前日準備
ステージと客席をバルーンで区切るこどもとボランティアさん
ヨーヨー作りを楽しみました
会場に置くゴミ箱を手作りしました!イラストはこども

白寿荘さんからのプレゼント~花火~

お店が終わった後、居場所から徒歩数分の場所にある白寿荘さんへ移動し、こどもたちは手持ち花火を楽しみました。白寿荘の利用者のみなさんは、こどもたちが手持ち花火を楽しむ様子を笑顔で見守ってくださいました。クライマックスはナイアガラ花火。

「今年初めての花火だった!」「盛り上がって楽しかった。白寿荘のみなさんありがとうございました」「めちゃくちゃ楽しかったです」空が暗くなっても友達やボランティアさんと過ごせる非日常感が、場を盛り上げ、こどもたちは最高の笑顔を見せてくれました。

白寿荘の皆様には本当に多大なるご尽力をいただきました。提灯の飾り付けをはじめ、駐車場の安全管理、たくさんの花火のご準備、こどもたちがわくわくする流れやプログラムも本当にありがたかったです。最後のナイアガラの花火は、白寿荘さんとかけはしがつながっていくような演出で、子供たちの胸に温かいものが染みわたっていくようでした。

花火が終わると、かけはしのこどもたちが、白寿荘の利用者さんに手を振って見送るシーンがあり、こういった交流はこどもたちにとって豊かな経験になったと感じました。

前日準備にたくさんの人が集まりました

毎年かけはしのお祭りは、当日だけではなく準備も楽しんでいます。前日準備にはこどもたちや保護者、ボランティア、スタッフなど30名ほどが参加し、看板・ゴミ箱の制作、場内の飾り付け、ヨーヨーをふくらましたり景品づくりをしたりと、お祭りに向けて活動しました。舞台の装飾を完成させた後はダンスステージのリハーサルも行いました。

「看板に飾りをつけたらもっと目立ちそう!」「ゴミ箱に絵を描きたい!」「夏祭りのスローガンに挿絵を入れたい」「ヨーヨー作りが面白そう!やってみていい?」大人もこどもも関係なく声をかけあいます。帰り際には「明日、お祭り前の準備にも来るよ、何時から?」とこどもたちが楽しみにしている様子が伺えました。

最後に~もじゃくんからみなさんにお礼の言葉~

こどもたちが笑顔になる最高の夏祭りを開催することができたのは、準備、当日、片付けと様々な面で支えてくださったみなさまのおかげです。こどもたちは安心して、夏祭りを思い切り楽しむことができました。楽しい思い出、頑張った思い出はこどもたちの今と未来を支えると信じています。

通常の居場所でのみなさまの寄り添いがこどもたちを育んでいます。いただいたご支援や物品寄付などは、こどもたちの意欲を生み出すような機会をつくる大きな力となってくれています。お一人おひとりがお忙しい中時間を割いてかけはしに携わってくださっていることに感謝でいっぱいです。今後もお力添えをいただけたら本当に幸いです。改めて最高の一日をありがとうございました。


写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)