今年度から、いずみ野の農家・横山勝太さんのご厚意で畑をお借りしています。種まきや収穫などこどもたちと一緒に外に出て、土に触れ、体験を共有しています。 春にこどもたちと蒔いたいんげんの種が、成長して実をつけました。こどもと保護者、ボランティアさん、もじゃくんの9名で収穫をしました。
いずみ野地域ケアプラザからもじゃカーに乗って横山さんの畑に着くと、10月にもかかわらずとっても暑い!いんげんは、暑すぎる日差しから身を守るように葉の下に隠れていて、手で葉をどかしながら収穫をしました。 「今日のご飯はいんげんのてんぷらがいい!」「この大きな実を見て!」「手首をスナップさせると収穫しやすいよ」いんげんの実を収穫しながら会話がはずむ子、もくもくと収穫している子、ボランティアさんにいんげんを分けてくれる子、こどもたちの楽しみ方はいろいろでした。
いんげんを折って断面を観察した子が「断面がみずみずしい。中に何か入っている」と報告してくれました。横山さんはすかさず「中には種が入っているんだよ」と教えてくれました。種に興味を持った子は、種をまく時期、まき方、種採りの方法などを熱心に横山さんに質問していました。 重くなったビニール袋を下げて次は栗拾いです。栗の木の林に入ると、落ちたイガがそこかしこに落ちていました。とげに刺されないように靴でイガを開け、中から実を取り出します。栗が腐っていないか、虫が栗の中にいないか、ここでも横山さんの知恵をお借りして栗を選びました。
雨が降らない時期は、横山さんやもじゃくんがいんげんにお水をあげてくれたそうです。おかげさまで実りの秋を体験できました。 農業イベントは趣味・性別・年齢の違いなどを飛び越えて体験を共有できます。会話を楽しんだり、また、会話をしなくても隣にいることで場が成立する参加しやすいイベントです。今後も横山さんのお力をお借りしたり、わくわく農園活動を定期開催したりと農業イベントを企画していく予定です。ぜひ遊びにきてください! いんげんの収穫と栗拾いは宝探しのようでとても楽しかったです。横山勝太さん、ありがとうございました!
写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)