焼き物の成形をしたちょうど2週間後の3月20日に、色付けが行われました!会場は「かけカフェ」のテラス席です。青空の下で、こどもたちは自分の器を釉薬(ゆうやく)にくぐらせたり、作品に筆で色をつけたりしました。
会場のようす。お天気に恵まれ、ちょっぴり贅沢な講座になりました!
午前中を下和泉地域ケアプラザで過ごしたこどもたちは、午後の焼き物づくりの講座のために、かけカフェまで歩いて移動しました。道中では「どんな感じに焼けているかなー」「素焼きをすると縮むとリッコちゃん(焼き物づくり講座の講師)が言ってたね」「どのくらい縮むんだろうね」など、たびたび会話に焼き物が登場しました。みんな前回成形した自分の作品が気になる様子。

会場に到着すると、講師のリッコちゃんとアシスタントのあけみんが、色付けの準備をして待ってくれていました。
今日の作業の説明をしてくれた講師のリッコちゃん(写真左)。かけはしボランティアで、焼き物づくり講座アシスタントのあけみん(写真右)
湯のみとお皿は、釉薬(ゆうやく)をくぐらせて天日でしばらく乾かします。乾いたら、器の底についている釉薬を水で落とします。今日の作業はこの2つでした。

釉薬で覆われた器を窯で焼くと、釉薬がガラス化してお皿をコーティングし、食器として普段使いができるようになるそうです。こういった科学的なお話も、リッコちゃんがこどもたちに説明してくれました。
白い釉薬(ゆうやく)をお皿にしっかりとくぐらせます。思い切りが必要な工程でした
この日の釉薬は白と紫を選べました。写真は白を選んだこどもたちの作品
湯のみやお皿の底についた釉薬を、スポンジに含ませた水で丁寧に落としています。これで今日の作業はおしまい。後は、リッコちゃんが窯で焼いてくれます
置物や壁掛けのオブジェは、アクリル絵の具で色をつけていきます。こどもたちは1時間近く、わき目もふらずに集中して色付けをしていました。
壁掛けのオブジェに色をつけています。他の友達のことが全く気にならないほど、夢中で筆を動かしていました
薄い色から順に色付けをしていきました。外での作業が心地よさそう!
とても天気が良かったので、講座後にこどもたちから「公園で遊びたい」とのリクエストが。短い時間でしたが、木登りや枯れ枝などを使って遊びました。帰りはのどかな畑の脇を歩いて、下和泉地域ケアプラザに戻りました。
講座からの帰り道。道端につながれた犬に注目するこどもたち
こどもたちは、いつにも増して夢中になって作品を作っているように感じました。リッコちゃん、あけみん、充実した時間をありがとうございました。

写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)