いちょうコミュニティハウスの体育館に客席用のイスを並べて、音楽会を開きました。独唱、楽器演奏、劇など盛りだくさんのプログラムは「こどもたちのやってみたい気持ち」と「情報科学専門学校の学生さんのご厚意」から実現しました。


寒い中音楽会に集まったかけはしの子、ボランティアさん、保護者
きっかけは情報科学専門学校の学生さんが「こどもたちのために楽器を演奏できますよ」とかけはしに声をかけてくれたこと。「音楽会を開こうと思うんだけど、どうかな?」と言ったもじゃくん(代表;廣瀬)に、「やってみたい!」や「音楽会でこんなことをしてみたいな」など、こどもたちの思いが出てきました。

音楽会の司会はかけはしの子が務めました。ステージ上の出演者の方に意気込みをインタビューして、場を盛り上げていました。

独唱で歌った子が2人。たくさんのお客さんが注目する中、堂々と歌う姿が素敵でした。情報科学専門学校の学生さんはリクエストの中から「SEKAI NO OWARI」の「RPG」を演奏してくれました。4つの楽器の生音は、贅沢な時間でした。本当にありがとうございました。
情報科学専門学校の学生さんの演奏の様子
劇「ドラえもん」は、かけはしの子が脚本を作り、この日の午前中にリハーサルをしたうえで本番を迎えました。ドラえもんが四次元ポケットから出した道具は、「学校教育法」「金属バット」の二種類で、いずれも現実の道具。ユーモアたっぷりの脚本の中で、ドラえもんはのび太を助けていました。
こどもたちはセリフをはきはきと話し、堂々と演じていました。セリフを忘れたボランティアさんを助けるようすも見られました。


ドラえもんの劇の様子
最後は「ゆず」の「栄光のかけはし」をみんなで歌いました。

中心となって音楽会を進めてくれた子は、出演者や観客への感謝の気持ちを会の終わりに何度も伝えていました。その姿を見て、ボランティアさんやスタッフも幸せな気持ちになったそうです。

音楽会で、こどもたちがのびのびとチャレンジする姿を見られました。感謝の気持ちも受け取りました。わたしたちも、こどもたちにありがとうを伝えたいです!


もじゃくん。ドラえもんの劇中でのび太の先生を演じるため、メガネをマジックでこどもに描いてもらいました!
写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)