12月21日、いちょうコミュニティハウスでクリスマス会が開催されました。こどもたちはこの日のために話し合い、話し合いがない日にはクリスマスオーナメントやツリーを手作りで準備してきました。 運動会、夏祭り、ハロウィン、そしてクリスマス会。今年はこどもたちが中心になって話し合い、たくさんのイベントを開催することができました。どんなクリスマス会が開かれたのか、ぜひご覧ください。
クリスマス会の話し合いでは「どんなクリスマス会を開きたいか」イメージや目的を話し合って、具体的な内容を決めました。 「その場にいるみんなが楽しめるクリスマス会にしたい!」そのためにどんなプログラムがいいか、たくさんのアイデアを出しました。みんなが参加できる「イントロクイズ」や、こどもたちそれぞれが好きなことを披露できる「出し物」の企画を考えました。出し物は、話し合いの場にいるいないに関わらず声をかけ、やりたい子を募集しました。 こどもによるはじめの言葉で開会したクリスマス会は、こどもの手品やイントロクイズ、ボランティアさんのけん玉と皿回し、もじゃ君(代表;廣瀬)の一発ギャグなどが披露され、歓声や笑いが起こりました。 参加したこどもたちは30名ほど。ボランティアさんや保護者も一緒にクリスマス会を楽しみました。
かけはしでは昨年もクリスマス会を開催しましたが、今年とは違ってもじゃ君やスタッフが準備をしました。 思い返せば、昨年のクリスマス会は居場所に来たこどもたちが全員揃って参加した、初めてのイベントでした。それまではイベントで全員が「参加したい」と意思表示をしたことがありませんでした。かけはしは、こどもがその日にやりたいことを自分で決めるため、イベント参加は自由です。しかし、誰かと一緒に過ごす時間を大切に考えています。「みんなで同じ時間を共有できた」と嬉しそうに話したもじゃ君が思い出されます。 こどもたち同士で話し合って、こどもたち自身がイベントを企画・開催することが多くなってきました。「できる!」という前向きな気持ちや「おもしろそう!」という好奇心が、こどもたちの中で育っていることが実感できます。
かけはしは、12月23日(金)の居場所が年内最後の活動となりました。 今年1年もあっという間に過ぎていきました。課題はまだたくさんありますが、たくさんの方に温かい声をかけていただき、ご支援をいただき、年末を迎えることができました。 こどもたちとボランティアさん、保護者、スタッフと共にみんなで『まなべる居場所』をじっくりと育ててきたこと。 場を貸してくださるコミュニティハウスやケアプラザなど公共施設の皆様、地域の方々、ご寄付をいただいた皆様、本当に多くの方々に支えていただいたこと。 かけはしを支えてくださった皆様に、心から感謝いたします。 これからも感謝を忘れずに、こどもたちと一緒に笑い、一緒に学び、一緒に悩み、一緒に前を向いて歩んでいきたいと思います。 本当にありがとうございました。
写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)