夏休みですね。
かけはしの農園では、夏野菜がたくさん実って、収穫期を迎えています。
「久しぶりにこどもたちの顔が見られる!」と思い、ボランティアやスタッフは農園にかけつけました。
夏の暑さに負けず、元気に来てくれたこどもたちと一緒に、色濃く実った夏野菜を収穫することができました。
作業は雑草を取り除くことから始まりました。
今回の参加者は、こどもも大人も10名ずつ、全部で20名ほどが集まりました。
たくさんの人手があったおかげで、雑草が生い茂っていた畑はあっという間にきれいになりました。
夏の雑草の勢いはすごいです。根の強い雑草は大人が引っ張っても抜けません。
ある子がおおきなカブを抜くように体を傾けて雑草を引っ張っていると、近くにいた子がシャベルを持ってきてくれました。
「土が硬くなっているから、ほぐした方が抜けやすいよ」
シャベルで土をほぐし雑草を抜く方法を、見せてあげていました。
土や雑草を通しての自然な会話を、ボランティアやスタッフは心地よく感じました。
来てくれたこどもたち、保護者の皆さんはいかがでしたか。
さぁ、待ちに待った収穫作業です。
なす、ミニトマト、ピーマンを中心に、こどもたちは熟した野菜を探して、採っていきました。
野菜を探すこどもの表情は真剣そのもの。
ハサミを譲り合ったり、収穫できそうな野菜を教え合ったりして、笑顔も見られました。
暑すぎるといってもいい天候でしたが、こどもからは「楽しかった」という感想を聞くことができました。
かけはしの農園イベントによく参加されている保護者からは「たくさんの人と作業できたので、あっという間に片付いて驚きました。また、みなさん一緒に作業したいです」という嬉しいお誘いもありました。
かけはしではわくわく農園という名称で、月2~3回このような農作業イベントが開催されています。
ぜひ畑を尋ねてみてください。
写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)