5月25日、旧いちょう小学校でかけはし大運動会が開催されました!

こどもからの「運動会やりたい!」の声に応え、こどもを中心に企画を進め、実現させた大運動会でした。
プログラムに、まなべるいばしょで行われている活動を取り入れるなど、かけはしらしい運動会になりました。

色とりどりの「かけはし大運動会」の文字
プログラムやテーマも、自分たちで決めて書きました


ベストを尽くした50メートル走!

軽く体操をして、いきなりの50m走。

やりたい種目に参加しよう(やりたくないものは出なくてOK)と、こどもたちは企画会議で決めていました。
ギャラリーが見ている中、一体何人が参加するのかなとボランティア・スタッフ共に、少し心配していました。

でもフタを開けてみれば、15名前後のこどもたちが、学年や性別をごちゃまぜにして、コースに並んでいました!

「いいスタートをして、最後まで走り切りたい」という思いからでしょうか。
レース直前になっても、スタート練習をしたり、手足をほぐしたりするこどもたちの様子が見られました。

コンマ一秒でも早く走りたい!強い気持ちからフライングが発生し、スタートを何度もやり直しました
「一緒に走ろう!」とこどもたちに誘われて、ボランティアの大人も懸命に走りました
運動場の端の人目につきにくいところを、スタートの合図とともに走り出している子がいました。

こどもたちが決めた「やりたい種目に参加しよう」という自由なスタンスが、その子の背中を押してくれたのかもしれませんね。

一方、部屋の中では通常のまなべるいばしょも開設されていました。
運動会に参加せずに部屋で過ごすことを決めたこどもたちと、ボランティアさんが、カードゲームなどをして楽しみましたよ。


こどもたちの普段の活動がプログラムに

かけはし大運動会では、ドッジボール、鬼ごっこ、だるまさんがころんだが種目として登場しました。

毎週水曜日のまなべるいばしょでは、12時半から1時間、体育館の利用ができます。
その体育館で人気の活動である3つすべてが、今回の大運動会のプログラムになりました。

この3つの種目で見られたこどもたちの姿は、かけはしの日々の活動そのままの姿です。
ボランティア・スタッフは運動会であることを忘れるほどいつも通りに感じましたし、こどもたちにとっては、今日は運動会で特別な日、だけど特別すぎない、のびのびとした姿でした。


だるまさんがころんだでは、少しでも動くとすぐに名前を呼ばれてしまします。生き残るのはとても難しい種目です


運動会当日はもちろん、準備段階の企画もいい経験になりました

運動会を開催したい子を中心にしたかけはし運動会会議は、水曜日のまなべるいばしょの時間に3回ほど開催されました。
回を重ねるごとに、会議に参加するこどもが増え、最終的には十数名に膨らみました。

当然、こどもたちそれぞれのこだわりや意見の違いから、話がうまく進まないこともありました。
とはいえ、かけはしでお互いに関わり合ってきた時間が、相手を理解することにつながってきたようです。
準備も含め、運動会は大成功!本当に楽しい一日でしたね!


会議は、ホワイトボードに意見を書きながら進めました。たくさん試行錯誤した様子がわかります
「運動会終わったから、次何やろうか?」というもじゃくん(代表:廣瀬)の言葉に、こどもたちからは次々と企画が飛び出しています。

今後の活動にもご注目ください。


写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)