情報科学専門学校の学生の協力のもと、第2回プログラミング講座が行われました。

講座では、プログラミング学習教材として「Scratch(スクラッチ)」が使われています。
Scratch(スクラッチ)はこどもを対象とした有名な教材で、学習者の技量に応じて、簡単なゲームから本格的なゲーム・アニメーションまで、幅広く作ることができます。

講師である学生は、テキストを作成し、こどもたちに配布してくれました。
こどもたちはそのテキストを使って、それぞれのペースで学習を進めることができました。
テキストを見ながらプログラミングを学ぶこどもたち
プログラミングを楽しみにしていたこどもたちは、講座が始まるとすぐにパソコンに向かいました。

まずはテキストに沿って学習を進めます。
画面の背景の設定から始まり、キャラクターに攻撃をさせたり、相手キャラクターのHPを設定したり、スクラッチの使い方を学んでいきます。

想定していた動きにならない時は何度もプログラムを見直し、トライ&エラーを繰り返しながら集中して遊びました。
こどもたちの中には、オリジナルの動きをプログラミングできた子も。

講師は3名来てくれました。年齢がこどもたちと近いため質問しやすく、スムーズに学習が進みました。

講師の学生1人に”なぜこのような活動をしているのか”を聞いたところ「論理的思考を身につけるきっかけになってほしいという思いがあります。パソコンは今後必要とされる技能だと思いますし、論理的思考を身に着ける教材としても申し分ないので、一石二鳥です。あとは……こどもが好きという理由もあります」と柔らかい表情で話してくれました。

今後も定期的にプログラミング講座を開いてくれるそうです。

講師にアドバイスをもらうようす。たくさんの質問が出ていました

スクラッチで作られた野球ゲームで遊びました。「どんなプログラムを書いたら、こんなゲームができるんだろう」と興味津々でした
写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)