うららかな春の日、いよいよ 未来のカタチ〜にじいろプロジェクト〜 が、4月のオープンを目指し、活気づいてきました。総勢20名ほどが集結し、屋内班と屋外班に分かれて思い思いのペースでDIYを楽しみました。

うららかな春の日、オープンに向けて様々な方と協働しています。

DIYが4月オープンを目指し、盛り上がっています!

この日は、地域や企業の方、こどもたちを中心に、総勢20名程が10時に集まりました。まずは円陣になって各自から自己紹介を兼ねた挨拶。

今日は左官体験の屋内班と、庭の整備の屋外班に分かれての活動です。

左官体験

左官体験では珪藻土を塗るのですが、まずは道具作りから!珪藻土を塗る際に使うコテ板作りから開始です。角材をのこぎりで切断し、釘を使って板に固定します。また持ちやすいように、取っ手も付けます。のこぎりや金づちを初めて使う子どもたちは、気後れすることもなく、思い思いに手に取って「ギコギコ」「トントン」と音を立てて道具を作ります。15分ほどしたところで準備完了。
珪藻土は既に練りこまれている製品を使いました。これを自作のコテ板に載せて、コテで小分けにすれば、いざ、壁塗りに。
自作のコテ板に練られた珪藻土をのせるところ。周辺は、ビニールで目張りしています。

珪藻土の扱い方やコテの使い方は中学生のお兄ちゃんが先生になってレクチャーしています。小学生から保護者まで、お兄ちゃん先生の丁寧な指導を受けながら作業開始です。お兄ちゃん先生は、これまでに左官屋さんと一緒に、10時間に及ぶ左官体験を重ねてきたとのことです。

お兄ちゃん先生の実演。みんなこの手さばきをじっと見つめています

コテに載せた1回分の珪藻土で塗れる面積は、下敷き一枚程度。バケツから珪藻土を何回もコテ板に載せ、コテで小分けして壁に塗るのは、とても根気がいる作業です。でも一度始めると、作業の進み具合がわかるからなのか、みんな集中して、午前中の作業である2時間はあっという間に過ぎました。

休憩時間に見渡せば、おなかのあたりに珪藻土がついている子、髪の毛が白くなっている子など様々です。

外の活動は大工さんと一緒に

庭の整備活動もいろいろあります。
木の根っこの撤去や看板づくり、セメントを使った土台づくりなど、大工さんの指導の下、みんなで手分けして取り掛かります。大工さんはやっぱりすごい。セメントの配合割合から木材加工までなんでも知っていて、みんなに丁寧に教えてくれます。こどもたちも木材にドリルで穴をあけたり、スコップでセメントを混ぜてみたり、いろいろな活動に関わっていきます。これも「かけはし」ならでは。
ドリルを使っての看板づくり
セメントと砂を混ぜた後、水を加えてモルタルを作っているところ。このモルタルが重い!
地域の方や協力者の方も一緒になって、いろいろな人が一緒に空き家DIYに関わって大いに盛り上がりした。

写真・文=小松文美(かけはしライター)