2021年12月26日、テアトルフォンテ(横浜市泉区)にて「こどもキャリア大学」第5回の講座を開催しました。
今回は、認定NPO法人アークシップ代表の長谷川 篤司さんを講師に招き、「音楽でたくさんのハッピーを♪ ~ 音楽イベントの創り方 ~ 」と題して特別講座を行っていただきました。
第5回講師の長谷川篤司さんは、認定NPO法人アークシップ代表です。「音楽でこの街とあのひとをもっとハッピーにしたい!!」をスローガンに、活動されています。
講義前半は、長谷川さんの半生がまとめられた人生年表を見ながら、年代ごとにやってきたことを、その時の気持ちを交えてお話してくださいました。28歳でプロのバンドを諦め、音楽イベントを企画するNPOを立ち上げた話では、NPO法人とは何なのか?株式会社などとは何が違うのか?など、こどもたちの質問にも答えながらわかりやすく話してくださいました。
 長谷川さんが図を描きながら、NPO法人のしくみをわかりやすく説明してくださいました。
“自分が楽しいと思ったことを仕事にしたい。音楽でみんなを笑顔にしたい!”との思いを胸に歩んできた長谷川さんの生き方は、こどもたちにはどのように映ったでしょうか。
アークシップの活動紹介パンフレットの表紙です。様々なジャンルの音楽、たくさんの笑顔があります。
講義後半は、音楽イベント企画制作の仕事について教えていただきました。
そのあと、“真のごちゃまぜプロジェクトをつくってみよう!”と題して、健常者も障がい者も外国籍の人も無関係に、みんなが楽しめるイベントを考えるワークショップを実施しました。
「誰もが楽しめるイベントにするには」という問いかけに、こどもたちから活発に意見が出ました。
「多様性の社会を意識した、誰もが楽しめるイベントにするには、ハード(建物、機器、道具、仕組み、制度など)を検討する以前に、みんなのハート(意識、心持ち)が変わるきっかけを作ることの方が大事だ!」という長谷川さんにアドバイスを受けながら、自身がやってみたいイベントを考えて、ワークシートに書いてみるという内容でした。参加したこどもたちは、難しいテーマに思い悩みながらも、皆が一緒に楽しめるイベントを真剣に考えて、自分なりのアイデアを見つけることができたようです。
自分の考えを語るこどもたち。こどもたちの言葉に、会場にいる大人たちも考えさせられます。
今回の講師、長谷川篤司さんが運営する認定NPO法人アークシップのホームページはこちらです。https://www.arcship.jp

こどもキャリア大学2021は、現在も若干名の空きがありますので、ご興味がありましたら、こちら(kakehashi.link)まで問い合わせください。


文・写真=かけはしライター 蒲 喜美子