第1回交流会から2か月が経ちました。その間、新たなボランティアが加わり、この度の交流会は16名が参加しました(半数の8名が初参加です。)人と人がつながることを願ってつけられた「かけはし」が、その名前の由来のとおり人を引き寄せているようです。人のつながりが、新たな人とのつながりを呼んでいます。
今回の交流会で、私は心温まるいくつかのお話を聞くことができました。
小さなグループを作り、会話しやすい雰囲気でスタートしました。新しく交流会に出席した方を中心に、話に花が咲きました。
かけはしの教室で一日を過ごしたこどもたちが「またね!」と笑顔で帰っていくのを見送ると、手の空いたボランティアが少しずつ会場のセッティングを始めました。

会の始めにはもじゃくん(代表;廣瀬)から日頃の感謝のメッセージが贈られました。
もじゃくんの紹介によると、かけはしの活動には様々な形で関わってくれている方がいるそうです。学校に行け(か)ないこどもの居場所「まなべるいばしょ」のボランティア、畑仕事のボランティア、カフェ開業予定の空き家の改築ボランティアなど、様々です。
「活動日の違いなどでなかなか顔を合わせられないボランティアさん同士も、親睦を深めることで、より活動を楽しんでもらえたら嬉しい」と、もじゃくん。
途中では、自己紹介や席替えが行われ、たくさんの方と交流ができました。

私が加わったグループでは、あるボランティアさんからこんな話を聞けました。
「かけはしに来てくれるこどもたちは本当にかわいい。今日も『いばしょ』に来てくれたことを、こどもたちに感謝しているんです」
こどもたちは「いばしょ」で、安心して過ごせているんじゃないかな、と私が想像できた一言でした。

また、こんなお話も聞くことができました。
「自由に活動できるこの『いばしょ』で、勉強を始める子が出てきました。継続して教えていきたいです」

「別の地域でこどものいばしょ作りをしようと考えています。ご縁をいただき、私はかけはしとつながることができました。私の地域でもこどものためにやってみようと声があがっています。活動が始まりそうです」

今後が楽しみになる交流会でした。



写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)