2021年12月19日 自然館 泉 ベリーキャンプ場(横浜市泉区下飯田)にて、かけはし初のデイキャンプを開催しました。

1 さあキャンプの準備開始

自然館 泉 ベリーキャンプ場は、相鉄線ゆめが丘駅から徒歩10分の距離にある、2021年7月にオープンしたばかりの農場一体型のキャンプ場です。ゆめが丘駅のホームからはキャンプ場の林が目の前に見えます。
野菜直売所「自然館」から農場を抜けるとベリーキャンプ場に到着。
ベテランキャンパーに手ほどきを受けながら、準備開始。テントを張ったり、火をおこしたり、みんなで協力しながら、こどもたちの到着を待ちます。
人間の気配やたき火の煙に反応したのか? 林のあちこちから「ケタケタケタ」というリスの声がきこえてきました。

2 よく遊び よく食べる!

プログラムでは15時開始になっていますが、来たい時間に来て、帰りたくなったらいつでも帰って良い、それが、かけはしのルール。それぞれのペースで集まってきました。
この日は、12月の平均気温に届かない寒い日でしたが、こどもたちは、火おこししたり、たき火でマシュマロやクッキーを焼いたり、林の中を探検したりと、さまざまな遊びを元気いっぱいに生み出だしていました。
お待ちかねのメニューは、ポトフ、プルコギ、焼肉、チーズフォンデュ。創意工夫でみるみるおいしく食事が出来上がりました。

3 夜のキャンプへ突入

きれいな星が見え始めた頃、準備された焚火台にキャンプファイヤーの火が灯されました。高く燃え上がる炎を囲み、キャンプファイヤーの定番曲「燃えろよ、燃えろ」を合唱。
  燃えろよ燃えろよ
  炎よ燃えろ
  火の粉を 巻き上げ
  天までこがせ
キャンプファイヤーを横目に楽しみながら、こどもたちは、焼きマシュマロを残ったパンやクッキーにはさんで食べ始めました。コンロの火が消えそうになると、懐中電灯の光を頼りに、こどもたちは連れだって枯れた杉の葉を拾いに行き、火にくべていました。暗くなるにつれて非日常感が増し、遊びは途切れることなく続きました。
デイキャンプの終盤、この日の感想を参加者が発表しました。
もじゃくん(代表;廣瀬)からの急なお願いに、こどもたちはじゃんけんで代表者を決めていました。こどもの代表からは「とても楽しかったです!」と発表があり、温かい拍手が贈られました。大人からは「小学生以来のキャンプファイヤーでとても新鮮」、大学生ボランティアからは「企画から参加できていい経験ができた」などの感想があがりました。

デイキャンプの締めくくりに、もじゃくんからのひと言。発案者の中学生を中心にキャンプの計画がたてられたことをみんなに紹介し、「みんなやりたいことがあったら、かけはしで周りの大人に言ってみるといい。きっと何かが起こる。」とこどもたちに語りかけていました。
みんなで一本締めをして、かけはし初のデイキャンプを終了しました。

文・写真=かけはしライター 蒲 喜美子、松本 裕美枝、小松 文美