4月にオープンした地域コミュニティカフェ「かけカフェ」(横浜市泉区下和泉4-29-15)で、若手クリエイターによる絵の講座が行われました。

講師はこの日のために全作品の中から15点を選び、カフェをギャラリーに仕立ててくれました。

集まったこどもは3人、ボランティアは2人。
講師の絵を鑑賞したり、自分で絵を描いてみたり。既に完成した作品を持ってきた子は自分の作品を講師に見てもらうなど、それぞれゆったりとした時間を過ごしました。

講師の絵を鑑賞する講座の参加者。額に飾られた右から3枚目までが、講師の相澤美樹さんの作品です



様々なタッチの作品が鑑賞できました


作品作りや鑑賞会が行われました

今回絵の講座を開いてくれたのは、中学時代から約10年間描き続け、この6月に絵本を出版した相澤美樹さんです。

近年の作品はこどもや赤ちゃんが多いそうで、カフェに飾られた作品には、かわいいこどもの表情や行動を題材にしたものが数点ありました。

ありの行列を観察するこどもを描いた作品。公園の木々が風に揺れる音や虫の声などが聞こえてくる気がしませんか?
展示してもらった15作品中、手書きは4枚。
他11点の作品はタブレットを使って描いたものだそうです。

講師の相澤美樹さんは、講座中にタブレットで実際に描いてみせてくれました。だんだんと完成していく高度な作品に、参加者からは「すごい!」「きれい!」など驚きの声があがりました。


15分前後の時間を使って講師の相澤美樹さんが描いてくれた作品(未完成です)。描く途中では、部分を拡大して描いたり、画像を回転させて描いたり。
こどもたちは作品ができていく様子を見ることができました

講座では、参加者に好きに絵をかいてもらう時間を設けました。

自分の思うままにペンを動かす子や、インターネットで検索して描く人、目につくモチーフを描く人がいたりと、それぞれ描くことを楽しみました。

こどもたちは、講座中に描いた作品を相澤美紀さんに見ていただくことができました。
相澤さんはじっくりと絵を見つめ、「すごい、上手だねー!色合いがとても素敵!」「私にはこういった表現の絵は描けない、本当にすごい!!」と、感動をこどもたちに伝えてくれました。

相澤さんは、時間をかけてこどもの作品を鑑賞してくれました。その様子をじっと待つこどもたち。なんとも温かで幸せな時間でした。


講師の相澤美樹さんです。貴重な機会をありがとうございました
相澤美樹さんは、中学生の頃から絵を描くことで、自分の気持ちを表現してきたそうです。

現在は自分の気持ちを表現するというよりは、「素敵だな」と相澤さん自身が感じるものを描いているとのこと。

講座の最後には「好きなことを楽しんでやってくださいね」とこどもたちに優しく語りかけてくれました。


相澤美樹さんが描いた絵本は、インターネットで購入できます。
ご興味のある方はこちらをご覧ください※楽天ブックスのページに移動します





美味しいランチはいかがですか?かけカフェをご紹介します

さて、みなさんは絵の講座の会場になった「かけカフェ」をご存じでしょうか?
地域の方やこどもたちと一緒に2021年8月より大型リフォームを始め、地域コミュニティカフェとして2022年4月より営業しています。

かけカフェ外観。色とりどりのお花と温かい雰囲気で、お客様をお迎えしています
この日の講座の後、カフェに残ったボランティアは、ランチをいただきました。

主菜は大葉を巻いた鶏のから揚げ。香ばしく揚がった鶏肉に大葉の風味がさっぱりと感じられ、暑い日でもペロッと食べてしまいました。

左下の小鉢はきゅうりではなくてズッキーニなんですよ。酸味の効いた味付けで、こちらもさっぱりといただけました。


ボリューム・栄養満点のランチ。丁寧な調理が、訪れた人の心を癒してくれます
食後には、デザートのアイスクリームと飲み物をいただきました。
かけカフェにはさまざまな種類のドリンクがあります。

今回は”自家製ジンジャーエール”を選びました。
生姜がしっかりと感じられるジンジャーエールで、飲んだ後は体が熱くなるほどです。
暑い夏だからこそ、体を元気にしましょう!おすすめです!

かけカフェのメニューはインスタグラムで確認できます。
かけカフェのインスタグラムはこちら☆


次回は、こどもたち発案の「かけはしマイクラ部」をご紹介します。
今後もかけはしの活動にご注目ください。

写真・文=松本 裕美枝(かけはしライター)