かけはしプロジェクトのメンバーが、「海洋プラスチックの問題について行動してみたい!」と考えて、江ノ島のビーチクリーンイベントを開催しました。

かけはしプロジェクトでは、「社会の問題や課題に向けて、自分たちで考え、対話し、行動していきたい!」というこどもたちが集まって活動しています。

参加する人が楽しくごみを拾えるように、チームで協力するルールを考えました。また、スケジュールや持ち物、安全対策、当日の進行まで、自分たちで考え、準備をしました。

ミーティングの記録。積極的に意見を交わして決めていきます。集合時間や移動方法も自分たちで決めました。
参加を呼びかけるポスター。
チーム戦で楽しく、暑さの中、安全に、と工夫したルールです。
カツオノエボシの危険性がニュースになっていて、調べて伝えることにしました。

いざ当日、会場の東浜に到着すると、なんと、別団体の大規模なビーチクリーンイベントが開かれていたのです。道行く人たちは、みなそちらのイベントに参加する方々ばかりの中、勇気を出して参加を呼びかけました。「もう申し込んでいて、ごめんね。がんばってね!」と応援の声もいただきました。

「わたしたちと一緒に江ノ島の海をきれいにしませんか?」と勇気を出して呼びかけるメンバー。

残念ながら、開始時間になっても参加者は集まりませんでした。それでも、せっかく準備してきたのだから自分たちで実践しよう、それも楽しいかもしれない、と気持ちを切り替えました。

開会式、ルール説明をして、チームに分かれます。暑い暑い陽差しの中、前半15分、休憩して、後半15分。チームで声をかけ合って活動しました。

ルール説明をするメンバー。
暑い中、一生懸命きれいにしました!

その結果、両チーム合わせて625個のごみを拾いました!!

得点表の集計中。拾ったごみの種類や数によって得点が入ります。
江ノ島へ続く桟橋を中心に活動したチームの成果です。タバコを何度も拾いました。
江ノ島入り口にある公園を中心に活動したチームの成果です。食べ物や飲み物の容器をたくさん拾いました。

最後に、参加賞のフローズンレモネードを飲みながら、互いの健闘を讃え合いました。

頑張った後の冷たい飲み物は格別です!

活動を終えたメンバーの感想は、

・タバコが多かった

・公園は空き缶や食べ物の袋が多かった

・観光地で人が増える夏休み期間中に実施できてよかった

・実践してみて、次の活動に活かせることを見つけた

・他のイベントと重なってしまったけれど、海をきれいにしたいと意識している人がこんなにたくさんいるとわかった

・ごみを拾っているときに「すごいね」「ありがとう」と声をかけられた

・自分たちでの実践になったけれど、行動することで、海を訪れる人たちにメッセージが伝えられたと思う

かけはしプロジェクトでは、これからも、こどもたちが自分たちの力で、社会の課題や問題について、考え対話し行動していきます。