2021年11月28日、こどもキャリア大学第4回講座を開催しました!今回の講師は、看護師の相澤由佳里さん。カウンセラーや保育専門学校の講師も務めていらっしゃいます。講座のテーマは「奇跡の命。〜ひとりひとりの違いが大切〜」です。

 第4回講師の相澤由佳里さん。看護師の他にも、カウンセラー、保育専門学校の講師をされています。
前半は、相澤さんのこれまでの人生をお話していただきました。
小さな頃から、人と話すのが苦手だった相澤さん。先輩や患者さんなど、人との出会いを通して、人にどうやって寄り添っていくかを考え続けています。

こどもたちからは、「どんな言葉に励まされたのか。」「人の死が怖くないのか。どう向き合ってきたのか。」「人の話を聞くときに、何が大切だと思うか。」などの質問が出ました。相澤さんは、一つひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。
後半は、体験型のワークショップです。
まずは「身体に意識を向けてみよう」に挑戦。こどもたちは、相澤さんから脈の取り方を教えていただきました。自分の脈を感じて驚いたり、わからない!と慌てたり。
相澤さんから、脈の測り方を教えていただきました。こどもたちは「動いてる!」「わかんない!」と大騒ぎ。

次に「心に意識を向けてみよう」に挑戦。小グループになり、相手の顔を見て聞くときとそうでないときを体験しました。顔を見て話を聞くと、わきあいあいと会話が弾むこどもたち。「受け入れてもらえていると感じて、話しやすかった」とのこと。「先入観を持たずに、ただ、聞くこと」と相澤さんは話します。

小グループで、聞く体験をしました。相手の顔を見て話を聞くと、会話が弾みます。

最後は、相澤さんと代表の子が、「あなたに出会えてよかった、ありがとう」「こちらこそありがとう」と伝え合いました。相澤さんからの「あなたがいてくれるだけでうれしい」というメッセージでした。そして、「開けてみて」と言われた封筒の中には、ハードのカード。そこに小さな点があります。

相澤さんからこどもたちへ、ハートのカードのプレゼント。よく見ると、針の先ほどの小さな穴が空いていました。命の始まりの大きさだそうです。

「あなたの命の始まりの大きさ。あなたが今こうして成長して生きていることが奇跡。生まれてきてくれてありがとう。」

カードを手に取り、じっと見つめるこどもたち。相澤さんからのメッセージが、こどもたちの心にしみ込んでいく、温かなひとときが流れました。

文・写真 廣瀬千尋(かけはしスタッフ)